相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

カテゴリ: バリュー投資

こんにちは!河内の風来坊です。

集中投資は1~5銘柄以内に絞って投資をする事で、分散投資は6~10銘柄以上に分けて投資をする事と私は捉えています。

私は集中投資が好きで分散投資はした事がありません。集中投資が好きな理由は主に下記の3つになります。

〇リターンが良い
これが最も大きな理由ですが、自信のある銘柄に絞って投資をするので、分散して投資をするより集中的に投資をした方がリターンは良いです。

〇管理がしやすい
年4回の決算・年2回の配当・年1回の株主総会など、株を保有すれば様々な事をチェックする必要がありますが、保有銘柄が少なければ目が行き届きやすくなります。

〇種のある銘柄が少ない
バリュー(割安)株は多くありますが、その中で種(上昇する要素)のある銘柄になると限られてきて投資対象が少ないので、必然的に集中投資をする事になります。

主な理由は以上です。一般的にはリスクが分散されるので分散投資をした方が良いとされています。

グロース株(人気株)に投資をする場合は割高になっている事が多いので分散投資をするべきだと思いますが、バリュー(割安)株の場合は元々リスクが小さいので分散せずに集中的に投資をした方がリターンは良くなると思います。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

日経平均は3万円台(30000~40000円)の中で、34000円台の滞在期間が最も短いので、35000円を割ると33000円台まで下落すると見ています。

33000円台まで下落すれば2番底を付けにいくと思うので、35000円を割らずに踏み止まるか!?それとも35000円を割ってしまうか!?は大きな境目になると見ています。

現在は、ゆっくりとバリュー投資をする準備を進めています。

バリュー投資は長期保有になる事が多く、長期保有に耐えられる条件が私の場合は2つあります。

1つは高配当株である事です。高配当株の定義は人によって違うと思いますが、私は配当利回り4%以上の株を高配当株と捉えています。長期保有になればなる程、年2回の配当金は大きいです。

もう1つは種(たね)がある事です。種とは『株価が大きく上昇する要素』の事です。

この業種は将来伸びる、この事業は成功する、この新製品は大当りする、この経営者は信頼できるなど、株価が上昇する要素(種)があれば、やがて芽が出ていつか実になる時が来ます。

例えば最近まで私は、みずほFGを長期保有していて2回に分けて売却しましたが、保有期間は約7年半~8年になります。

長期保有に耐えられたのは、配当利回りが4%以上だった事と、「マイナス金利が解除されて金利が上昇すれば必ず株価は跳ね上がる」という種があったからです。

現時点ではウォッチリスト銘柄の中で種があるのは、三洋工業(5958)です。

三洋工業は天井・床・壁下地材の大手で、公共施設(特に学校体育館)に需要があり、耐震補強対策など改修向けの売り上げが堅調です。

最近では、地震など災害対策で耐震性や耐候性に優れた床材・天井材の新製品の開発に注力しています。

現在の日本は地震の活動期なので、三洋工業の売り上げは伸びるのではないか!?又、日本株にとって最大の脅威は南海トラフと首都直下型地震と見ていますが、これらの地震に対するヘッジになるのではないか!?

という理由から、現時点ではウォッチリスト銘柄の中で種(株価が上昇する要素)があるのは三洋工業と見ています。

今後、三洋工業以外のウォッチリスト銘柄(企業)が新たな事業を展開したり、画期的な新製品を開発したりするかも分からないので、現時点ではと書きました。

バリュー(割安)株という事だけでも魅力的ですが、長期保有になった時に精神的に耐えられる(心の拠り所になる)条件として上記の2つを挙げました。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

現在バリュー株10銘柄をウォッチリストに入れていますが、最近は全く見ていなかったので久し振りにチェックしました。前回は昨年の10/13に『ウォッチリスト』と題して投稿しています。

大バーゲンセールが来た時にしか買うつもりはなく、現時点では買う予定はないので、簡単にPER・PBR・配当利回りの3つの指標だけチェックしました。

下記は上に銘柄名とコード番号、下は左からPER・PBR・配当利回りになります。3つの指標は昨日の終値時点の数値になります。

光ビジネスフォーム(3948)
24.79  0.49  4.76

三洋工業(5958)
 5.46  0.48  3.78

イチカワ(3513)
13.50  0.39  4.12

戸上電機製作所(6643)
 8.67  0.77  3.68

平安レイサービス(2344)
 8.29  0.51  3.80

ハマイ(6497)
16.19  0.50  3.21

バッファロー(3352)
 9.15  0.51  4.59

クリナップ(7955)
16.90  0.49  4.13

キクカワエンタープライズ(6346)
11.93  0.53  3.38

エフ・シー・シー(7296)
 9.05  0.61  3.32

みずほFG(8411)
10.15  0.73  3.82 


みずほFGはウォッチリストに入れていませんが、長年保有していて銘柄のクセを知っているので付け加えました。

上記の11銘柄を5銘柄に絞ってみます。まず、私はPBRを1番重視するのでPBR0.7倍台の6643と8411を外します。みずほFGは、せっかく付け加えたのに早速外す事になりました(笑)

次に配当利回りを重視しているので、4%台の3948・3513・3352・7955は残します。

残っている5銘柄の中から、PER10倍以上の銘柄6497と6346は外します。

これで残り3銘柄(5958・2344・7296)となりましたが、総合的に見て5958を残します。

5銘柄に絞ってみた結果は、3948・5958・3513・3352・7955となりました。残った5銘柄を実際に買うわけではないので優先順位は省略します。

実際に買う前は適正株価を算出するなど、もっと入念にチェックします。大バーゲンセール(日経平均PBR1倍以下)が来た時に備えて、上記の11銘柄は定期的にチェックしていきたいと思います。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

4~6月に期待値の高いバリュー株を選び、厳選した10銘柄をウォッチリストに入れましたが、時間があったので途中経過を調べて見ました。

6/30の終値を元に期待値を算出したので(投稿したのは7/3)、6/30と前日(10/12)の終値を比較して見ます。

10銘柄の内、プライム2銘柄、スタンダード8銘柄になるので分けて書いています。〇の数字は期待値の高い順位(6/30時点)になります。

東証プライム指数
06/30 1177
10/12 1205
騰落率 +2.4%

⑩エフ・シー・シー(7296)
06/30 1871円
10/12    1833円
騰落率 -2%

⑧クリナップ(7955)
06/30 738円
10/12 706円
騰落率 -4.3%

東証スタンダード指数
06/30 1116
10/12 1128
騰落率 +1.1%

⑨キクカワエンタープライズ(6346)
06/30 4175円
10/12 4310円
騰落率 +3.2%

⑦バッファロー(3352)
06/30 1360円
10/12 1292円
騰落率 -5%

⑥ハマイ(6497)
06/30 1008円
10/12  972円
騰落率 -3.6%

⑤平安レイサービス(2344)
06/30 810円
10/12 762円
騰落率 -5.9%

④戸上電機製作所(6643)
06/30 2028円
10/12 2124円
騰落率 +4.7%

③イチカワ(3513)
06/30 1360円
10/12 1511円
騰落率 +11.1%

②三洋工業(5958)
06/30 1948円
10/12 2024円
騰落率 +3.9%

①光ビジネスフォーム(3948)
06/30 791円
10/12 911円
騰落率 +15.2%

日経平均株価
06/30 33189円
10/12 32494円
騰落率 -2.1%

となりました。平均(プライム指数 スタンダード指数)よりも、騰落率が良かったのは⑨④③②①の5銘柄になります。

5銘柄の内、1~4位にした銘柄が4つ入ったので、銘柄選び及び順位は間違えていなかった、という点は良かったと思います。

ただ、平均以上に上昇して期待値は下がったと思うので、順位は変動していると思います。

今日は途中経過を確認しただけですが、また改めて(来年になると思いますが)、ウォッチリスト10銘柄の期待値を算出して順位を付け直してみます。

実際に買うのは、現物のポジションをノーポジにして、バーゲンセール(暴落)か大バーゲンセール(大暴落)が起きた時になると思います。

普段はプライムとスタンダード指数は見ませんが、日経平均株価と同じ動きをしない事が分かったので、定期的にチェックしたいと思います。

日経平均株価については特に何もありませんが、10/4安値30487円は底ではない(今年中に下回る)と見ているので、上昇すれば売りを入れていきたいと思います。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

期待値の高いバリュー株を探せ!シリーズの最終回です。

最後はウォッチリストに入れた10銘柄の適正株価と6/30の終値を比較して、期待上昇率(適正株価と現在株価の乖離率)を計算しました。

適正株価は、1株当たりの営業利益10倍法とPBR1倍法とDPS30倍法の平均値とします。

1株当たりの営業利益10倍法は、1株当たりの営業利益(営業利益÷発行済株式数)×10になります。

1株当たりの営業利益は1株当たりの純利益(EPS)とは違います。本業の儲けを見る時は純利益よりも営業利益を見ています。

PBR1倍法は、1株当たりの純資産(BPS)になります。

DPS30倍法は、1株当たりの配当(DPS)×30になります。企業の平均寿命は30年と言われているので30を掛けています。

下記の①は1株当たりの営業利益10倍法、②はPBR1倍法、③はDPS30倍法、④は適正株価(①~③の平均値)、⑤は6/30の終値、⑥は期待上昇率になります。

期待値の高い(期待上昇率)ベスト10は以下になります。

第10位 エフ・シー・シー(7296)
①2261円 ②3219円 ③1680円
④2387円 ⑤1871円 ⑥27.6%

第9位 キクカワエンタープライズ(6346)
①3311円 ②9147円 ③3750円
④5403円 ⑤4175円 ⑥29.4%

第8位 クリナップ(7955)
①805円  ②1514円 ③780円
④1033円 ⑤738円  ⑥40.0%

第7位 バッファロー(3352)
①2239円 ②2559円 ③1350円
④2049円 ⑤1360円 ⑥50.7%(50.66)

第6位 ハマイ(6497)
①1476円 ②2182円 ③900円
④1519円 ⑤1008円 ⑥50.7%(50.69)

第5位 平安レイサービス(2344)
①1212円 ②1667円 ③840円
④1240円 ⑤810円  ⑥53.1%

第4位 戸上電機製作所(6643)
①3504円 ②3780円 ③2550円
④3278円 ⑤2028円 ⑥61.6%

第3位 イチカワ(3513)
①1611円 ②4259円 ③2100円
④2657円 ⑤1360円 ⑥95.4%

第2位 三洋工業(5958)
①4989円 ②5486円 ③2550円
④4342円 ⑤1948円 ⑥122.9%

第1位 光ビジネスフォーム(3948)
①3384円 ②1565円 ③1500円
④2150円 ⑤791円  ④171.8%

となりました。期待上昇率に少し物足りなさを感じますが、全体的に割高感が出てきている6月末時点からの期待上昇率なので投資価値は十分あると思います。

上記の銘柄をバーゲンセール(暴落)の時に仕込めば(買えば)、ほぼ間違いなく利益になると思います。

1回でも投資した事があるのは光ビジネスフォームだけです。この銘柄は10年以上も割安のままになっているので、筋金入りのバリュー株になります。

投資した銘柄が少ないと言う事は、投資した事のあるバリュー株は割安が見直されて適正か割高になったのかな?と捉えています。

上記10銘柄中、東証プライムに上場しているのはクリナップとエフ・シー・シーだけで、それ以外の8銘柄は全てスタンダードで時価総額が100億円未満になります。

『小型株効果』という言葉がありますが、時価総額の大きい銘柄よりも小さい銘柄の方が平均リターンは高くなります。

平均リターンが高い理由は、小型株はスタンダードからプライムへステップアップするなど大化けする銘柄が出てくるので平均するとリターンは高くなります。

バフェット氏は運用する金額が大きいので大型バリュー株にしか投資できませんが、本当は平均リターンの高い小型バリュー株に投資したいと思っているはずです。憶測ですが(笑)

今回で銘柄選びは終わりますが、上記の10銘柄はウォッチリストに入れたので定期的にチェックしていきたいと思います。

特に資産バリュー株は暴落に強いので、日経平均が暴落した時に、日経平均とウォッチリスト10銘柄の下落率を比較して見たいと思います。

今回は以上です。

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