相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

カテゴリ: バリュー投資

こんにちは!河内の風来坊です。

4~6月に期待値の高いバリュー株を選び、厳選した10銘柄をウォッチリストに入れましたが、時間があったので途中経過を調べて見ました。

6/30の終値を元に期待値を算出したので(投稿したのは7/3)、6/30と前日(10/12)の終値を比較して見ます。

10銘柄の内、プライム2銘柄、スタンダード8銘柄になるので分けて書いています。〇の数字は期待値の高い順位(6/30時点)になります。

東証プライム指数
06/30 1177
10/12 1205
騰落率 +2.4%

⑩エフ・シー・シー(7296)
06/30 1871円
10/12    1833円
騰落率 -2%

⑧クリナップ(7955)
06/30 738円
10/12 706円
騰落率 -4.3%

東証スタンダード指数
06/30 1116
10/12 1128
騰落率 +1.1%

⑨キクカワエンタープライズ(6346)
06/30 4175円
10/12 4310円
騰落率 +3.2%

⑦バッファロー(3352)
06/30 1360円
10/12 1292円
騰落率 -5%

⑥ハマイ(6497)
06/30 1008円
10/12  972円
騰落率 -3.6%

⑤平安レイサービス(2344)
06/30 810円
10/12 762円
騰落率 -5.9%

④戸上電機製作所(6643)
06/30 2028円
10/12 2124円
騰落率 +4.7%

③イチカワ(3513)
06/30 1360円
10/12 1511円
騰落率 +11.1%

②三洋工業(5958)
06/30 1948円
10/12 2024円
騰落率 +3.9%

①光ビジネスフォーム(3948)
06/30 791円
10/12 911円
騰落率 +15.2%

日経平均株価
06/30 33189円
10/12 32494円
騰落率 -2.1%

となりました。平均(プライム指数 スタンダード指数)よりも、騰落率が良かったのは⑨④③②①の5銘柄になります。

5銘柄の内、1~4位にした銘柄が4つ入ったので、銘柄選び及び順位は間違えていなかった、という点は良かったと思います。

ただ、平均以上に上昇して期待値は下がったと思うので、順位は変動していると思います。

今日は途中経過を確認しただけですが、また改めて(来年になると思いますが)、ウォッチリスト10銘柄の期待値を算出して順位を付け直してみます。

実際に買うのは、現物のポジションをノーポジにして、バーゲンセール(暴落)か大バーゲンセール(大暴落)が起きた時になると思います。

普段はプライムとスタンダード指数は見ませんが、日経平均株価と同じ動きをしない事が分かったので、定期的にチェックしたいと思います。

日経平均株価については特に何もありませんが、10/4安値30487円は底ではない(今年中に下回る)と見ているので、上昇すれば売りを入れていきたいと思います。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

期待値の高いバリュー株を探せ!シリーズの最終回です。

最後はウォッチリストに入れた10銘柄の適正株価と6/30の終値を比較して、期待上昇率(適正株価と現在株価の乖離率)を計算しました。

適正株価は、1株当たりの営業利益10倍法とPBR1倍法とDPS30倍法の平均値とします。

1株当たりの営業利益10倍法は、1株当たりの営業利益(営業利益÷発行済株式数)×10になります。

1株当たりの営業利益は1株当たりの純利益(EPS)とは違います。本業の儲けを見る時は純利益よりも営業利益を見ています。

PBR1倍法は、1株当たりの純資産(BPS)になります。

DPS30倍法は、1株当たりの配当(DPS)×30になります。企業の平均寿命は30年と言われているので30を掛けています。

下記の①は1株当たりの営業利益10倍法、②はPBR1倍法、③はDPS30倍法、④は適正株価(①~③の平均値)、⑤は6/30の終値、⑥は期待上昇率になります。

期待値の高い(期待上昇率)ベスト10は以下になります。

第10位 エフ・シー・シー(7296)
①2261円 ②3219円 ③1680円
④2387円 ⑤1871円 ⑥27.6%

第9位 キクカワエンタープライズ(6346)
①3311円 ②9147円 ③3750円
④5403円 ⑤4175円 ⑥29.4%

第8位 クリナップ(7955)
①805円  ②1514円 ③780円
④1033円 ⑤738円  ⑥40.0%

第7位 バッファロー(3352)
①2239円 ②2559円 ③1350円
④2049円 ⑤1360円 ⑥50.7%(50.66)

第6位 ハマイ(6497)
①1476円 ②2182円 ③900円
④1519円 ⑤1008円 ⑥50.7%(50.69)

第5位 平安レイサービス(2344)
①1212円 ②1667円 ③840円
④1240円 ⑤810円  ⑥53.1%

第4位 戸上電機製作所(6643)
①3504円 ②3780円 ③2550円
④3278円 ⑤2028円 ⑥61.6%

第3位 イチカワ(3513)
①1611円 ②4259円 ③2100円
④2657円 ⑤1360円 ⑥95.4%

第2位 三洋工業(5958)
①4989円 ②5486円 ③2550円
④4342円 ⑤1948円 ⑥122.9%

第1位 光ビジネスフォーム(3948)
①3384円 ②1565円 ③1500円
④2150円 ⑤791円  ④171.8%

となりました。期待上昇率に少し物足りなさを感じますが、全体的に割高感が出てきている6月末時点からの期待上昇率なので投資価値は十分あると思います。

上記の銘柄をバーゲンセール(暴落)の時に仕込めば(買えば)、ほぼ間違いなく利益になると思います。

1回でも投資した事があるのは光ビジネスフォームだけです。この銘柄は10年以上も割安のままになっているので、筋金入りのバリュー株になります。

投資した銘柄が少ないと言う事は、投資した事のあるバリュー株は割安が見直されて適正か割高になったのかな?と捉えています。

上記10銘柄中、東証プライムに上場しているのはクリナップとエフ・シー・シーだけで、それ以外の8銘柄は全てスタンダードで時価総額が100億円未満になります。

『小型株効果』という言葉がありますが、時価総額の大きい銘柄よりも小さい銘柄の方が平均リターンは高くなります。

平均リターンが高い理由は、小型株はスタンダードからプライムへステップアップするなど大化けする銘柄が出てくるので平均するとリターンは高くなります。

バフェット氏は運用する金額が大きいので大型バリュー株にしか投資できませんが、本当は平均リターンの高い小型バリュー株に投資したいと思っているはずです。憶測ですが(笑)

今回で銘柄選びは終わりますが、上記の10銘柄はウォッチリストに入れたので定期的にチェックしていきたいと思います。

特に資産バリュー株は暴落に強いので、日経平均が暴落した時に、日経平均とウォッチリスト10銘柄の下落率を比較して見たいと思います。

今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

最終審査には17銘柄が残りましたが、EV/EBITDA倍率を調べて、倍率の低い上位10銘柄をウォッチリストに入れたいと思います。

EV/EBITDA倍率=EV(時価総額+有利子負債-現金同等物)÷EBITDA(イービット・ディーエー 営業利益+減価償却費)になります。

EV/EBITDA倍率は、企業を買収した時に何年で元が取れるか!?を簡略して調べる時に使います。

個人投資家でも、株式を買うと言う事は企業の一部を買収する事になるので、早く元が取れた方が投資する価値は高くなります。

下記は17銘柄のEV/EBITDA倍率で、倍率が低い順になります。

順位 証券コード EV/EBITDA倍率
①  5958    -0.01
②  3352     0.05
③  6346     0.08 
④  3948     0.13
⑤  2344     0.39
⑥  7955     0.96
⑦  3513     0.98
⑧  6643     1.37
⑨  7296     1.70
⑩  6497     1.91
⑪  6998     2.85
⑫  5368     3.19
⑬  6863     4.10
⑭  8046     5.24
⑮  5331     5.48
⑯  9107     6.60
⑰  7940     7.39

となりました。倍率1倍は1年で元が取れるので、1倍以下の①~⑦に投資する価値は非常に高いと思います。特に①はマイナスになっているので、投資したと同時に元が取れる事になります。

計算式は省略したので、①(5958)だけ書きます。
(67.4億+6.65億-74.30億)÷(17.56億+4.52億)=-0.01

私がバリュー投資をしていた頃(2005~2010年)に比べると、格段に現金同等物が増えているので、その分だけ早く元が取れる企業が増えています。

改めてウォッチリストに入れる10銘柄は以下になります。
5958 3352 6346 3948
2344 7955 3513 6643
7296 6497

ウォッチリストとは、今後投資対象として監視していく銘柄の一覧という意味です。

次回(最終回)はウォッチリスト10銘柄の適正株価を算出してみます。EV/EBITDA倍率は使わずに違う方法で計算します。

そして、適正株価と現時点の株価を比較して乖離率が大きい(期待値の高い)順にベスト10を発表したいと思います。今回は以上です。

おはようございます!河内の風来坊です。

今週の日経平均株価の動きを見ていると、年初来高値(33772円)を上回るのか!?それとも節目の33000円を下回るのか!?の攻防が続いていると感じています。

上下どちらに動いても弾みがつきそうな気がしていますが、鍵を握るのは5日線になると見ています。

日足チャートを見ると5日線は、4/27の28530円~6/21の33505円まで36営業日連続で上昇しています。

このまま5日線の上昇が続けば株価は上に、上昇をキープできずに下落に転じたら下に行くと見ています。

上に動いた場合は6/14に投稿した『高値再考』に書いた内容に変更はありません。下に動いて33000円を割ったら『押し目ポイント』を、25日線を割ったら『安値目処』を投稿したいと思います。

ここからが本題になりますが、1次審査で残った157銘柄を対象に再度2次審査を行った結果は下記になります。

尚、157銘柄は4/7・12・20・26に、2次審査の内容は6/2に投稿しています。

ポイント数 銘柄数
  1P   3
  2P  10
  3P  20
  4P  44
  5P  45
  6P  18
  7P  14
  8P   3
  合計 157

最終審査には約20銘柄を残したいと考えていたので、7P以上の17銘柄を対象に最終審査をしたいと思います。

最終審査に残った17銘柄は以下になります。
【7P】
2344 3352 3513 3948
5331 5368 5958 6346
6497 6643 6998 7296
7940 8046

【8P】
6863 7955 9107

最終審査は8Pの銘柄にアドバンテージは付けずに、7P以上の17銘柄を平等に審査したいと思います。

次回は17銘柄を10銘柄に絞り込む作業をして、最後に10銘柄の適正株価を算出して、期待値の高い順に公表する予定にしています。

後2回(来週中に1回、再来週中に1回)投稿して銘柄選びは終わりにします。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

2次審査をやり直す事にしたので、改めて2次審査の9項目を以下に書きました。

①1次審査で☆だった銘柄は1P、無印だった銘柄は0Pとします。

②四季報の特色で『独占』『首位』『最大手』『トップクラス』と書いてある銘柄は1P、書いていない銘柄は0Pとします。

③23年度の業績(売上高・営業利益・経常利益・純利益・1株純利益・1株配当)に対して、24年度と25年度の業績予想が全て上回っていたら1P、1つでも横ばいか減少なら0Pとします。

23年度の業績が確定していない銘柄(期末が4月以降になる企業)は、23年度の業績予想に対して24年度と25年度の業績予想で見ます。

④時価総額が100億円未満の銘柄は1P、100億円以上の銘柄は0Pとします。

⑤配当性向が30%以上の銘柄は1P、30%未満の銘柄は0Pとします。24年度の1株配当予想÷1株純利益予想×100で計算します。

⑥配当利回りが4%以上の銘柄は1P、4%未満の銘柄は0Pとします。24年度の1株配当予想÷現時点の株価×100で計算します。

⑦フリーキャッシュフローが2期(23年・24年)続けてプラスなら1P、1期でもマイナスなら0Pとします。

⑧板を見て売買しやすいと感じたら1P、売買しにくいと感じたら0Pとします。

⑨現時点のPBRが0.59倍以下なら2P、0.6倍以上なら0Pとします。

9項目は以上です。前回と比較して③と⑦の内容が変わりました。

⑨は1Pから2Pにしました。2Pにした理由は、前回2次審査した時よりも全体的に株価が上昇しているのでPBR0.59倍以下の銘柄が減少している事と、私は資産バリュー株が好きなのでPBRを1番重視しているからです。

合計ポイントを加算して(最高は10P)、合計ポイントが上位だった銘柄を最終審査に残します。

2次審査の対象は157銘柄になりますが、最終審査には20銘柄ぐらいを残したいと考えています。

5月は2次審査の結果を前半と後半2回に分けて投稿しましたが、6月は1回にまとめて19(月)~23(金)に投稿します。今回は以上です。

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