こんにちは!河内の風来坊です

日経平均株価は、下値は堅いが上値は重い状態が続いています。

最近の動きを見ていますと、円高でも下がらない。でも円高なので上がらない。といった印象を受けています。

円高に傾いている主な原因は、

①日銀の追加緩和に対する「失望」

②9月の会合で行う、総括的な検証に対する「警戒」

③米国の利上げは、しばらくないだろうという「楽観」

この辺りではないかなと思います。

ただ最近は、円高でも日経平均株価は下がらなくなってきています。

追加緩和が発表される前日(7月28日)と現在(8月18日)を比較してみました。ドル円はYahoo!ファイナンスで調べた数値です。

           ドル円(終値)   日経平均株価(終値)  日経平均EPS

7月28日 105.24円    16476円      1204円

8月18日   99.87円     16486円      1198円        

為替は5円以上も円高になっていますが、日経平均株価とEPS(1株当たりの純利益)は、ほとんど変化していません。

円高でも下がらなくなっているのは、売りのエネルギーが減少していたり(8月12日の裁定買い残は、4734億円で更に減少)、日銀による1回当たりのETFの買い入れ額が、ほぼ倍になったからだと思います。

円高になっている原因を3つ挙げましたが、これらは日銀の会合とFOMCで、一変する可能性があります。

9月の日銀の会合とFOMCは20~21日にあります。珍しく同じタイミングでありますね。

9月21日をきっかけに、下値は堅いが上値は重い状態が解消されのか?注目したいと思います。