こんにちは!河内の風来坊です。

12/11時点の裁定売り残は1兆4152億円、買い残は4041億円、買い需要(売り残-買い残)は1兆111億円となっています。

売り残は5週連続の減少、買い残は2週連続の減少となっています。売り残が減少するのは想定通りですが、意外に買い残も減少しているなという印象です。

現時点の騰落レシオ(25日)は99.5%です。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じならレシオは100%になりますので、若干値下がり銘柄数の方が多いと言う事になります。

株価は年初来高値付近で推移しているにも関わらず、僅かですが値下がり銘柄数の方が多いと言う事は、指数(日経)寄与度の高い銘柄が買われているのだと思います。

指数寄与度の高い銘柄はグロース株が多く、グロース株は攻め(上昇)に強くて受け(下落)に弱く、バリュー株は攻めに弱くて受けに強いという特徴がありますので、上昇相場の時はグロース株を買い、下落相場の時はバリュー株を買うのが良いのではないかと思います。

指数寄与度の高い銘柄(グロース株)は下落に弱いので、25日線を割ったら日経平均株価の下落スピードは速くなると見ています。

米国の追加経済対策が成立したら、日米共に当面の好材料は全て出尽くすと見ています。一昨日、今週中に合意が濃厚という記事を見ましたが、近々合意して成立するのではないでしょうか。

好材料が出尽くすと(なくなると)、自然と悪材料の方に目が向く様になると思います。

現在の日経平均株価は、先高期待と高値警戒感が拮抗して株価は揉み合っていますが、高値警戒感はEPSが増加してPERが低くなるか、株価が下落しないと消えないと思います。

EPSは長らく1000~1100円を推移していて、急激に増加するとは考えにくいので、最終的には下落する事になると思います。今回は以上です。