おはようございます!河内の風来坊です

相場履歴書シリーズの3回目は、バリュー投資時代(2005年5月~2009年12月)です。

下積み時代を経て、この年の3月に発売された会社四季報でバリュー株をいくつかピックアップし、その中で1番自信のあったステップ(9795)で、再スタートを切りました。株価が下がった時に買い、利益が出たら売却、また下がったら買い、利益が出たら売却を繰り返しました。

ちなみに、この時には既に仕事は辞めていました。以前、株価が気になって気になって仕事が手につかなかった経験がありましたので、とにかく株に専念してみよう!それでダメだったら、また働こう!と決めていました。

再スタートという事もあり、資金も売買も慎重にやりました。この年の8月には、小泉総理の郵政解散があり、9月~12月まで株価はグングン上昇しましたので、もっと大胆にやれば良かったのかもわかりませんが、確実に利益を積み重ねる事ができましたので、バリュー投資に対して自信を持ちました。

翌年の2006年からは、全資金をバリュー株に、そしてステップだけではなく、他の銘柄にも購入していく事に決めましたが、郵政解散をきっかけに株価が大きく上昇したので、割安な銘柄が非常に少なくなっていました。この時、日経平均PERは20倍を超え、PBRは2倍を超えていました。

当時は割安な銘柄が少なく探すのに苦労しましたが、現在は逆で割安な銘柄がゴロゴロしているので絞り込むに苦労します。それだけ当時と現在では、市場全体の割安度は違うと感じています。

話を戻しまして、それでもなんとか割安株を見つけ出し、下がった時に買い、利益が出たら売却する事を繰り返しました。2000年の秋に株を始めた頃は、株価が下がるのが怖ったですが、この時は全く逆で、株価が下落すればするほど割安度が増すので、嬉しかった記憶があります。

保有しているバリュー株は、全て短期で利益になったわけではなく、中には1年以上保有した銘柄もあります。又、利益は出ているけど、まだまだ割安だと判断した銘柄は保有を続けるなど、銘柄によって保有期間は様々でした。

有名なバリュー投資家のサイトを見ると、意外にも2006年・2007年は苦戦している投資家が多くて、その中で自分は順調に利益を積み重ねる事が出来ていたので大きな自信になりました。苦戦している投資家に共通した事は、成長バリュー株を手掛けていた人が多かったです。

2008年に入ると、2007年に比べて株価は下がってはいるけど、指標的に割高な銘柄が増えてきたので、更に銘柄を絞り込む必要がありました。私は、リーマンショックが起きる数カ月前から、その当時1番自信があったハードオフコーポレーション(2674)に集中投資しました。

その後、リーマンショックが起き、人気株などは軒並み大暴落の中、ハードオフコーポレーションは、日経平均株価の半分ぐらいの下落で済みました。感覚的には『資産バリュー』という名の防空壕に入っている様な感覚でした。

歴史的に残る大暴落を無傷で乗り切った事で、私は資産バリュー投資に対して更に自信を深め、翌年の2009年はリーマンショックの反動もあり、相場人生の中で(現時点では)1番稼ぐ事が出来ました。

私は、すっかり天狗になってしまい、翌年に大損する事になります。続きは、相場履歴書④の日経先物時代(2010年1月~2010年7月)に書きたいと思います。最後に、当時私が1度でも保有した事がある銘柄の証券コードを載せておきます。

1788・2674・3597・3892・3948・4333・4341
4625・4720・4750・4783・5983・5990・6276
6289・6338・6919・7472・7480・7705・8117
8144・9795・9932・9986

大学受験の合格発表みたいですね(笑)