おはようございます!河内の風来坊です。

下記は3/13~4/17までの裁定残高の推移です。尚、下記の数字はモバイル(スマホやタブレット)では見えづらくなっていますので、今回はパソコンで見て頂ければと思います。

        売り残      買い残    買い需要 
①3/13  1兆7503億  2427億  1兆5076億
②3/19  1兆7158億  2420億  1兆4738億
③3/27  1兆6180億  7008億    9172億
④4/03  1兆6045億  6466億    9579億
⑤4/10  2兆165億   5725億  1兆4440億
⑥4/17  2兆3584億  5281億  1兆8303億

となっています。買い需要と言うのは、売り残ー買い残の値です。以前は、買い残の方が多いのが当たり前でしたが、最近は売り残の方が多い傾向にあります。

売り残の推移を見ると、ほとんど変わっていませんので(むしろ増えていますので)、意外にも買い戻しは全然進んでいない印象です。

昨年の9/6に過去最大の売り残2兆666億円を記録しました。4/17の売り残は2兆3584億円ですので記録を更新した事になります。

3/19に日経平均は底を打ちましたが、4/17の買い需要を見ると底を打った時よりも増えています。

ここまで買い需要が増えてくれば、何かをきっかけに買い戻しが本格化(加速)すると思います。

きっかけは日経平均が2万円の大台を突破した時か、緊急事態宣言が解除された時か、どちらかではないかと見ています。

昨年の9/6に2兆666億円の売り残を記録した時の日経平均の終値は21199円です。チャートを見ると、前日の9/5に25日線を回復しています。

上昇トレンドに入ったのを、きっかけにして買い戻しが始まり、11/8の高値23591円で止まりました。

9/6~11/8まで日柄は約2カ月で、値幅は23591円-21199円=2392円になります。

『約2カ月で2392円』が、買い戻しが始まってから買い戻しが止まるまでの、一つの目安になるのではないかと思います。

天井を打ったのは今年の1/17の24115円です。24115円-21199円=2916円になり、買い戻しが始まってから天井を打つまで2916円上昇した事になります。

昨年は日銀のETF買い入れ額が、年間約6兆円 1カ月約5000億円でしたが、現在は年間約12兆円 1カ月約1兆円に倍増していますので、上記の目安の数字以上に戻す可能性もあると思います。

相場は需給で決まります。買い需要がある程度解消されまでは、追加の売り(ヘッジ売り)は慎重に入れたいと思います。