相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

2020年10月

こんにちは!河内の風来坊です。

日経平均株価はレンジ下限を放れても大して下げませんね。様子見している投資家が多くてエネルギー不足なので、大きなイベント(大統領選挙)を通過しないと大して動かないかも分かりませんね。

大きなイベント前なので、売りポジションを解消しておこうと買い戻しが入っているのではないかと思います。又、売買代金が少ないので日銀ETF買いの効果もあると思います。

イベント後になると、売りポジションを解消する動きは止まると見ています。売買代金が増加してくると、日銀ETF買いの効果は薄れてくると思います。

下記は日経平均株価がコロナショック以降に高値を更新した回数です。
20000円台 6回  21000円台  4回
22000円台 3回  23000円台 10回

21000円台と22000円台は高値更新回数が少なくて、株価は一気に戻しました。23000円台は高値更新回数が多くなっていて、株価が頭打ちになっている事が分かります。

高値更新回数が多い23000円台の下落スピードは遅く、高値更新回数が少ない(一気に駆け上がった)22000円台と21000円台の下落スピードは速くなると思います。

これまで何度も23000円を割っても直ぐに回復しましたが、全て75日線より上で下げ止まっています。

現在75日線は23111円です。今度23000円を割ると75日線を下回る事になり、これまでとは状況が異なるので注意して下さい。

現在は下落スピードが遅くて底堅く感じますが、イベントを通過した後に(エネルギーが回復してきた後に)23000円を割ると、これまでとは一変して下落スピードが速くなると思います。今回は以上です。

おはようございます!河内の風来坊です。

日経平均株価が下がれば裁定売り残が減っているので、日経平均株価を買い支えているのは日銀ではなくて買い戻しだと私は見ています。

基本的に日銀は後場にしか買ってきませんが、今日の前場の動きを見ていると、寄り付き直後に安値を付けた後に200円以上戻したので、おそらく買い戻しが入ったと思います。

10/16時点の買い需要(裁定売り残-買い残)は1兆4770億円です。底を打った3/19以降の買い需要を見ると、3/27の9172億円が1番少なくなっています。

買い需要が1兆4770億円→1兆円割れぐらいまで減少すると、買い戻しは止まるのではないかな?と見ています。

買い需要が減少すればする程、日経平均株価は下がりやすくなるので、押し目買いは慎重に入れた方がいいと思います。今回は以上です。

おはようございます!河内の風来坊です。

日経平均株価は、高値(23725円)~25日線(23431円)の狭いレンジでの動きが続いています。上に行くにも下に行くにも、エネルギー不足(売買代金が9営業日連続で2兆円割れ)ですね。

10月下旬~11月中旬は3月期末企業の2Q(7~9月)決算が発表され、11/3には米国大統領選挙が控えているので、これらを見極めるまでは動きにくいという事なのでしょう。

レンジを上放れて(高値を更新して)24000円台を目指すのか、それともレンジを下放れて(25日線を割って)下落相場へ向かって行くのか、注視したいと思います。

全体的に2Qは、非常事態宣言が出されて自粛していた1Q(4~6月)よりも改善していると思います。ただ、コロナが完全に終息したわけではありませんので3Q・4Q・来期の見通しは慎重になっている企業が多いと思います。

大統領選挙は分かりませんね。共和党と民主党のどちらが勝利するのか!?よりも、すんなり決着するのか!?の方に関心があります。

すんなり決着せずにゴタゴタすると、景気悪化懸念が増してNYダウは急落すると思います。特に追加経済対策が選挙前までに成立していなければ最悪の展開になると見ています。

共和党も民主党も、追加の経済対策は必要という点では一致していますので、合意する事自体は株価に織り込まれていると思います。後は、必要とする金額や項目に隔たりがあるので、これらをまとめて1日でも早く成立できるかどうかですね。

当事者同士(ムニューシン財務長官とペロシ下院議長)で合意しても議会を通過しないといけないので、大統領選挙(11/3)までに成立するのは難しいと見ています。

現在は嵐の前の静けさで、高値~25日線のレンジを放れると大きく動き出すと見ていますが、どちらに動いても対処できる様に想定はしておきたいと思います。今回は以上です。

こんにちは!河内の風来坊です。

前回投稿した『日銀ETF買いについて』の中で、701億円購入した時の日付が間違っていたので訂正しました。

現在の相場は期待によって成り立っています。「期待」という文字を見ない日はないぐらいです。

米国追加経済対策期待、日本追加経済対策期待、景気回復期待、業績回復期待、菅内閣への期待、トランプ大統領再選期待、バイデン新大統領誕生期待、ワクチン開発期待、日銀ETF買い期待など、挙げたらキリがありません。

日経平均PERが20倍以上であるにも関わらず、株価が高値圏で張り付いている所を見ると、これらの期待は相当株価に織り込まれていると思います。まだ上値余地はあると思いますが、期待先行で買われてきたので下値余地の方が大きいと思います。

期待通りになれば材料出尽くし(利益確定売り)で売られ、期待通りにならなかったら失望売りで売られ、期待が現実に変われば(期待が終われば)売られる事になると思います。今回は以上です。

おはようございます!河内の風来坊です。

3/19に底を打ってから現在までの日銀ETF買いについて調べて見ました。左側は日付、右側は購入額を記載しています。

〇3/19~3/30   2004億円
〇4/01~4/28   1202億円
〇5/01        1205億円
〇5/13~5/15   1005億円
〇6/11~6/29   1001億円
〇7/09~7/31   1002億円
〇8/05        1003億円
〇8/18         803億円
〇9/04~9/29    801億円
〇10/14~16     701億円

となっています。5/01・8/05・8/18は1回だけの買いで、それ以外は期間中に数回買いが入っています。

大まかに分けると(左は日経平均株価、右は購入額)

18000円以下~     2004億円
18000~20000円  1202~1205億円
20000~23000円  1001~1005億円
23000円以上~     701~803億円

という感じになっています。

現在は1年間に約12兆円を購入する事になっています。12兆円ではなく「約12兆円」ですので、12兆円を超える年もあれば、12兆円に満たない年もあると思います。

昨日の買い入れ額は701億円でした。日経平均株価が24000円台に入ったら、1回の買い入れ額はいくらになるのでしょうかね?

年間約6兆円の時は、1回の買い入れ額が約700億円でしたので、700億円より少なくなる事はない様に思いますが・・・

時々、「日経は日銀ETF買い期待で下げ渋り」という記事を見ますが、現在は1回の買い入れ額がピーク時(2004億円)と比べて約3分の1まで減っていますので、過度に期待をしない方がいいと思います。

日経平均株価は25日線→75日線→直近安値(22951円)を割ると下落相場入りすると見ていますが、下落相場になっても20000円~23000円の間は、1回の買い入れ額は1001~1005億円で変わらないと思います。今回は以上です。

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