相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

2016年07月

おはようございます!河内の風来坊です

需要と供給によって相場は成り立っていて、需要と供給のバランスによって価格は形成されるので、相場は需給そのものだと思います。

時々、「短期は需給」という言葉を見聞きしたりしますが、短期だけではなく、中期も長期も需給だと思っています。

先程、7月8日時点の裁定買い残高を見ましたら、5772億円まで減少していました。

裁定買い残高が減ってきているという事は、主に外国人投資家による日経平均先物の売り圧力が低下してきていると私は捉えています。

裁定買い残高5772億円は、2009年3月27日の4851億円以来の少なさです。

2009年の3月というと、3月10日に(リーマンショック後の)2番底7021円を付けたり、日経平均PBRが最安値の0.81を記録したりするなど、日経平均株価が底値圏を這いつくばっていた時期です。

以前、「日本の株式市場の方向性を決めるのは外国人投資家の影響が大きい」という事を書きましたが、影響が大きい外国人投資家の売り圧力は、段々と低下してきています。

売り圧力が低下してきているという事は、好材料には買いで反応しやすく、悪材料には売りで反応しにくい状況になってきていると思われます。

現在、売りポジを持っている人は、気をつけた方が良いと思います。

こんにちは!河内の風来坊です

参議院選挙が終わりました。衆議院選挙で与党が大勝した後は、参議院では苦戦する事が多いのですが、今回も与党は過半数を獲得しましたので、安定した政権運営が行われると思います。

外国人投資家などは、政権運営が不安定になる事を嫌いますが、そのリスクは大幅に低下しましたので、今後株式市場が反転攻勢していく下地が整いつつある様に感じています。

さて、最近ドイツ銀行が危ないのではないか?という噂がネットを中心に出回っています。最近というか、2年ぐらい前から危ないと噂されていましたが・・

本当に危ないのなら、2年前に危ないと噂された時点で、取り付け騒ぎが起きて既に破綻していると思います。

本当に危ないのなら、NYダウが急落するという形で反応すると思いますが、現時点ではその様な動きにはなっていません。

本当に危ないのなら、空売り規制を強化してくると思いますが、現時点ではその様な動きにもなっていません。

一説によると、ドイツ銀行が自ら悪い噂を流して、他国の市場で売りで利益を上げ、不良債権の返済に充てているのではないか?という噂もあります。

ドイツ銀行は民間の銀行ですが、ドイツ政府の肩代わり的な存在ですので、ドイツ銀行が破綻すればドイツも破綻すると思います。

6年前にギリシャ危機が発生しました。その後、ギリシャは破綻(デフォルト)する、破綻しないなど二転三転しましたが、現時点では破綻していません。

小国のギリシャですら破綻していないのに、大国のドイツが本当に破綻するのでしょうか?

破綻の恐れが強くなれば、財政が健全になるまでIMFの管理下に置かれるか、ECB・FRB・日銀などが総力を挙げて緊急で資金供給を行なったり、不良債権を買い取るなどして、ドイツの破綻を阻止する動きをすると思います。

おそらくドイツ銀行も、ギリシャと同じ様に忘れかけては問題(噂)が浮上して、今後も売りの材料にされると思います。仮にドイツ銀行の問題に目処がついたとしても、欧州からは新たな問題が浮上してくると思います。欧州は売りネタの宝庫ですから。

2015年度の日本の貿易相手国上位は、1位が中国で割合は21.2%です。2位はアメリカで15.1%です。ドイツは8位で2.9%です。ちなみに8位のドイツが欧州の中では1番多いです。

日本は、アメリカや中国と比較したら欧州との繋がりは強くありませんので、欧州発の危機が日本の企業に与える影響は限られてくると思います。

『欧州は欧州 日本は日本』と割り切って投資をしていきたいと思います。

おはようございます!河内の風来坊です

相場は往々にして、多くの投資家の思惑とは逆に動く事があります。

相場で生き残るのは、10人中1人と言われていて少数ですので、冷静に考えれば当たり前なのかもわかりませんが・・・

では一体なぜ、相場は少数派の方へ動くのでしょうか?

例えば、多くの投資家が「選挙前には、日経平均株価は上がるだろう」と予想したとします。

すると、選挙前に上がるのなら先に買っておこう!と考え、先回りして買う人が大勢現れると思います。多くの投資家と同じ予想なら安心感がありますので。

多くの投資家が、選挙前には上がると思い先回りして動く
           ↓
選挙前になってみれば、すでに買う人はいなくて上がらない
           ↓
「こんなはずではなかった」と、焦りが出てくる
           ↓
多くの投資家が、買っていた株を手放す(売りに回る)
           ↓
多くの投資家の事前の予想とは逆に下がる

こんな感じではないかなと思います。

自分の予想が、多くの投資家と同じなら安心感は生まれてきますが、投資で成功するには、安心に定住するのではなくて、勇気をだして多くの投資家とは逆の動きをした方が良いかもわかりませんね。

『市場が強気なら私は弱気になり、市場が弱気なら私は強気になる』

これはバフェット氏の有名な言葉です。

格言では『人の行く、裏に道あり花の山』ですね。

こんにちは!河内の風来坊です

日本の株式市場で、外国人投資家の売買代金の割合は6~7割と言われています。外国人投資家の動向が市場の方向を決めると言っても過言ではありません。今回は2003年度からの外国人投資家の売買動向を見てみたいと思います。

2003年   8兆2135億   買い越し
2004年   7兆6552億   買い越し
2005年  10兆3129億   買い越し
2006年   5兆5288億   買い越し
2007年   5兆4234億   買い越し
2008年   3兆7085億   売り越し
2009年   1兆7775億   買い越し
2010年   3兆2104億   買い越し
2011年   1兆9724億   買い越し
2012年   2兆8264億   買い越し
2013年  15兆1196億   買い越し
2014年     8527億   買い越し
2015年     3257億   売り越し
2016年   4兆7513億   売り越し   6月24日現在


となっています。意外にも買い越しの年が多い印象を受けます。

2008年の売り越しは、2000年以来8年ぶりの売り越しです。

2013年の買い越し額は、過去最大になりました。

この反動もあって、2014年の買い越しは1兆円を下回り、2015年は7年ぶりの売り越しになり、2016年も現時点では売り越しになっています。

外国人投資家の売買というと、ヘッジファンドなど短期売買をするイメージがありますが、長期的視点に立って運用している、各国の年金基金なども入ってきています。

2016年3月末時点で、4証券取引所における外国人投資家の保有比率は29.8%だそうです。東証以外の取引所がわかりませんでしたが、昨日(5日)の時点で東証(1部・2部)の時価総額は484兆3803億円です。

東証の時価総額の29.8%は、144兆3453億円になります。他の3証券取引所の時価総額を足せばもっと多くなりますが、少なくとも外国人投資家だけで144兆円以上を保有している事になります。

過去最大の買い越しとなった2013年の反動(調整)が一巡すれば、外国人投資家は、割安になった日本株を再び買ってくると私は思います。

おはようございます!河内の風来坊です

最近、『金融占星術』という言葉を初めて知りました。星の動きや位置を見て、相場のリズムを予測するのだそうです。

相場には、リズムや波がありますので占星術で予測できる部分もあると思います。ただ、全てを予測する事はできないと思います。

運命は、予め決まっている(変えられない)部分と、日々の積み重ね(行い)によって変えられる部分があると言われています。変えられる力が強ければ、運命は変えられるという事です。

相場の動きも運命と同じで、予め決まっている部分と、まだ決まっていない部分があると思います。

占星術は、『決まっている部分』にスポットを当てた予測法ではないかなと思います。決まっている部分(周期など)を予測するのも大変な事です。

決まっていない力が大きければ、周期的な動きにはならないと思いますので。

あまり色々な予測法を取り入れる事によって、複雑にしたくありませんので、私は占星術について詳しくは研究しませんが、取り入れる価値はあると思います。

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