相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

2016年07月

こんにちは!河内の風来坊です

昨日は、日銀の追加緩和、保有している株(みずほ・8411)の1Q決算、GPIFの運用状況や保有銘柄など発表ラッシュとなりました。

追加緩和の内容については特に何もありませんが、注目すべきは9月の会合(20・21日)で、これまでの政策効果を検証して、政策のあり方を見直し、対応を検討するとの事です。

何もなければ、この様な発言はしないと思いますので、9月の会合でも何らかの動きがあると私は見ています。

みずほの1Q決算は、思っていたよりも悪くありませんでした。

事前に「3メガバンクの純利益は前期の1Qと比べて30%減になる」と言われていましたが、フタを開けてみれば16%減でした。

30%減にならなかったのは、国債など債券の売却益が、前期と比べて314億円増えて813億円になった為だと思われます。

純利益の通期予想は6000億円です。1Qは1326億円ですので、進捗率は22.1%となっています。

GPIFの運用実績を見ますと、2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)の収益額は-5.3兆円で、過去15年間の累積額は+45.4兆円になっています。

野党は-5.3兆円になった事を取り上げてくると思いますが、マイナスになった事を取り上げるのなら、プラスになっている事も一緒に取り上げてもらいたいと思います。

調べればすぐにわかりますが、2012年度は+11.2兆円、2013年度は+10.2兆円、2014年度は+15.3兆円になっています。

GPIFは保有銘柄も公表しまして、国内株式は2037銘柄を保有している事がわかりました。

時価総額(保有金額)の大きい順に、①トヨタ自動車②三菱UFJ③三井住友
④ホンダ⑤ソフトバンク⑥NTT⑦みずほ⑧KDDI⑨ファナック⑩キャノン
となっています。

これらは2015年3月末時点の順位でして、2016年3月末時点の順位は、今年の11月25日に公表されます。

順位に変動があれば株価は反応するのか?興味深く見ていきたいと思います。

おはようございます!河内の風来坊です

相場の格言が好きです。語呂がいいので覚えやすく、実戦で使える格言も多いと思います。個人的に好きな格言を、思いついた順にいくつか取り上げてみたいと思います。

①『大もちあいは大相場』

保ち合いが長ければ長い程、その後には大相場が待っているという意味です。

日経平均株価は、1月中旬から現在までの半年間、15000~17500円で保ち合っています。

保ち合いが、どこまで続くかわかりませんが、上か下かに放れた時は大相場になるかもわかりませんね。

②『天底は少数意見につけ』

天井圏では強気の見方が多くなり、底値圏では弱気な見方が多くなりますので、少数意見についていった方が良いという意味です。

相場で生き残るのは多数ではなく少数ですから、天底に限らず少数意見は大事にしたいですね。

③『利食い千人力』④『見切り千両』

利食いは千人力に匹敵するぐらいに、損切りは千両に値するぐらいに大事だという意味です。

私は損切りが苦手ですので、「見切り千両」を忘れずにしたいと思います。

⑤『過ぎるも相場』

買われ過ぎ、売られ過ぎは、相場には付き物だという意味です。

天井圏では買われ過ぎ、底値圏では売られ過ぎ、といったイレギュラーな動きが起きますので、イレギュラーな動きには付き合わずに(巻き込まれずに)上手に利用したいものですね。

⑥『未来の事は誰にもわからない だから過去を見るのだ』

これは格言ではありませんが、好きな言葉です。未来はわからなくても過去の事はわかりますので、未来の事を知りたければ過去をしっかりと見ましょう。という意味です。

「温故知新」という諺と似ていますね。意味は「故き(ふるき)を温めて新しきを知る」です。

まだまだ好きな格言はありますが、今回はこの辺で終わりにします。

尚、意味は私なりの解釈ですので本当の意味とは若干違うかもわかりませんが、ご了承願います。

こんにちは!河内の風来坊です

私はリーマンショック以降、日本株に対して一貫して強気です。

理由は割安だと思っているからです。

もちろん、短期的には過熱していると思う事は度々ありますが、割安圏内に止まっていると思う間は、基本的に強気の姿勢は変わっていません。

昨年、日経平均株価が2万円を超えた時、ようやく割安ゾーンから適正ゾーンに入ったなと思いましたが、そこから再び割安ゾーンに戻されてしまいました。

2万円を超えた頃になると、「バブル」という言葉が散見されましたが、日本株の一体どこがバブルなんだ?と不思議な気持ちでした。

昨年6月、ドル円の平均レートは123.75円です。今年6月の平均レートは105.49円です。1年間で18円も円高になりましたので、「円高ショック」に見舞われた1年だったと言えると思います。

ただ今後は、ドル高円安になっていくと私は見ています。

理由は、6月のマネタリーベース(通貨供給量)を見ますと、円換算で米国が394兆7400億円で、日本は403兆9372億円です。日本は初めて400兆円を超え、ついに米国を抜きました。

米国は既に金融緩和を終了していますが、日本は現在も続けていますので、今後は市中に出回る通貨の量が、ドルと比べて円が多くなり、ドル高円安になっていくと思います。

こんにちは!河内の風来坊です

リスクがあるから頻繁に動くのではなくて、頻繁に動くからこそリスクを呼び込んでしまっていると思います。

鳴かぬなら   殺してしまえ    ホトトギス   織田信長

鳴かぬなら   鳴かせてみよう   ホトトギス   豊臣秀吉

鳴かぬなら   鳴くまで待とう   ホトトギス   徳川家康

鳴かぬなら   逃がしてしまえ   ホトトギス   前田利家  

上記は戦国大名を表した有名な言葉ですが、個人投資家は秀吉タイプが1番多いのではないかなと思います。

4大名の中で動いていないのは家康だけですが、1番成功を収めたのは徳川300年の礎を築いた家康だと思います。

相場でも、待つ事の重要性を感じる事がよくあります。

チャンスが来るのを待つ 含み益が伸びるのを待つ ピンチが過ぎるのを待つ などです。

待つには、精神力の強さ・投資哲学・見極める力が必要になってくると思いますが、中でも見極める力は大事だと思います。

見極める力をつけるには、地道に相場観を養っていくしかないと思います。

私自身、見極める力が未熟だと自覚していますので、6月から相場観を養う一環として、日経平均株価の4本値(始値・高値・安値・終値)をノートに書き、日々の終値を折れ線グラフに書いています。

始めてから1ヶ月半になりますが、正直まだ何も感じませんが、これらの作業は3分もあれば出来ますので、これからも地道に続けていきたいと思います。

こんにちは!河内の風来坊です

表題に書いてある指標は、ファンダメンタルズ指標の事を指しています。

『株価』は市場からの評価であり、『指標』は株価を評価したものと私は捉えています。

先日、あるサイトを見ていたら「アベノミクス相場が始まった時、日経平均株価は1万円を下回っていた。現在は16000円を超えている。だから今は割高である」といった事が書かれていました。

この人は間違った見方をしていると思います。

アベノミクス相場が始まったとされる、衆議院を解散した2012年の11月16日と現在を比較してみたいと思います。

2012年11月16日(終値)   日経平均株価9024円

EPS(1株当たりの純利益)   639円    PER14.12倍

BPS(1株当たりの純資産)   9499円   PBR0.95倍


2016年7月15日(終値)    日経平均株価16497円

EPS  1193円    PER13.82倍
     
BPS  14599円   PBR1.13倍


2012年11月16日と、2016年7月15日を比較した結果、

日経平均株価は1.83倍になり(9024円→16497円)

EPSは1.87倍になり(639円→1193円)

BPSは1.54倍になりました(9499円→14599円)


1株当たりの純利益(EPS)が1.87倍に増加しましたので、それに合わせて日経平均株価も1.83倍になっています。当然の結果だと思います。

指標のPERは14.12倍→13.82倍と、ほとんど同じです。

『株価』が高くなったから割高になったと判断するのではなくて、『指標』が高くなったら割高になったと判断するのが正しい見方だと思います。

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