相場放浪記

相場生活者、河内の風来坊のブログです

2016年05月

おはようございます!河内の風来坊です

1日(水) 国会会期末・安倍首相会見

2日(木) ECB理事会・OPEC定例総会

3日(金) 米国5月雇用統計(21:30)

10日(金) メジャーSQ

14日(火)~15日(水) FOMC

15日(水)~16日(木) 日銀金融政策決定会合

23日(木) 英国でEU離脱の是非を問う国民投票

24日(金) EU首脳会議

6月はイベントが盛りだくさんですね。まず1日(水)の安倍首相の会見は注目ですね。同日選挙になるのでしょうか。

3日(金)の雇用統計も注目しています。ここで良い数字が出れば、今月か来月のFOMCで利上げされると言われています。日本(東京株式市場)にとっては良い数字が出て、アメリカ経済は強い!となり、ドル高円安の流れになるといいですね。

15日(水)~16日(木)の日銀の会合も注目しています。最近は、日銀の会合をきっかけに相場が急落していますので、今回もその流れが続くのか、それとも歯止めがかかるのか注視したいと思います。

23日(木)に行われる英国の国民投票ですが、ブックメーカー大手ウィリアムヒル社では、EUに残留する確率を現時点では85%と見ています。

イベントを全体的に見まして、1番の懸念材料は日銀の会合でしょうか。事前に期待が高まった場合は、特に注意が必要になってくると思います。ここを波乱なく通過するか、ポジティブな内容で市場が好感すれば、6月相場は強くなると見ています。

こんにちは!河内の風来坊です

私の相場履歴書シリーズの5回目は、短期売買時代(2010年9月~現在)です。日経先物で失敗した後、今度はETF(1330)の現物取引で短期売買を再開する事に決めました。

ETFは、当時から既に何種類もありましたが、TOPIXより日経平均に親しみがあった事と、信託手数料の安さから1330に決めました。

ETFの魅力は、①銘柄選びの手間が省ける(決算を気にしなくていい)②倒産や不祥事が起きる心配がない。この2つではないかと私は思います。倒産や不祥事の心配がないので、1つの銘柄のみ売買するには適していると思います。

私の短期売買の手法はシンプルでして、『運用資金を5分割して、株価が下がれば株を購入してキャッシュの割合を減らし、株価が上がれば株を売却してキャッシュの割合を増やして利ザヤを稼ぐ』といった手法です。

本当はETFのみを手掛けていれば良かったのですが、日経平均株価は、値がさ株(グロース株)の影響が大きいので、バリュー株が好きな私には不満でした。そんな不満を抱えていた2011年の秋に「みずほ銀行が、ついに株価100円割れ!」というニュースが入ってきました。

ファンダメンタルズ指標を見ますと、PER5倍・PBR0.5倍・配当利回り5%と、信じられないぐらい割安になっていて、決算を見ても倒産する事はないだろうと判断し、それからはETF(1330)か、みずほ(8411)のどちらかで短期売買をする様になりました。

2010年9月から現在に至るまでの間に、アベノミクス相場が始まりました。アベノミクス相場の初動の半年(2012年12月~2013年5月)が、現時点では1番上昇しましたが、私はある程度の利益になれば、利食いするクセがついていますので、あまり利益に結びつける事はできませんでした。

2010年9月から現在まで、損切りは2回だけです。1回目は、1330を手掛けていた時に、日経平均が長い間こう着した時があり、嫌気がさして8411に移りました。2回目は、8411を手掛けていた時に、反社会的勢力に貸し付けをしていた事が発覚したので、嫌気がさして1330に移りました。

どちらも軽い損切りで済みましたが、今年に入って、マイナス金利政策の導入および市場全体の低迷もあり、日経先物時代に苦しんだ2010年5月以来のピンチに陥っています

あの時と比べたら、自分を見失っていない分だけ酷くはないですが・・・

1銘柄のみを手掛ける時は、個別銘柄ではリスクが大きい事はわかっていたのですが、うまくいってたので続けていましたが、今回改めてリスクが大きい事が身に染みてわかりましたので、今後は同じ失敗を繰り返さない様に気をつけたいと思います。

こうやって自分の履歴を振り返ってみますと、バリュー投資時代のスタート(2005年5月)から、ほとんど損切りする事もなく順調に来ていたのに、
5年後の2010年5月に大きな失敗をしました。

そして短期売買時代のスタート(2010年9月)から、ほとんど損切りする事なく順調に来ていたのに、今回5年8カ月ぶりに大きな試練に立たされています。5~6年ごとに、大きな壁にぶつかっていますので、この事も忘れない様にしたいと思います。

相場履歴書シリーズは、これで終わりです。最後に、これまでの経験から一番の恐怖は、『自分を見失ってしまった事』です。これを読まれている方がいましたら、自分を見失わない様に注意して下さいね。

自分を見失わない様にするには、『失敗をしてしまった自分を許してあげる』気持ちが大事なのではないかなと思います。私みたいに、なぜルールを破ったのだ!となりますと、その瞬間から頭が真っ白になりますので。

こんにちは!河内の風来坊です

私の相場履歴書シリーズの4回目は、日経先物時代(2010年1月~2010年7月)です。

バリュー投資で成功したので、そのまま続けていれば良かったのに!と思われるかもわかりませんが、割安株は、いつ動意付くか(割安が是正されるか)わからないので、相場生活者がやる売買手法としては不向きでした。

まだ割安なのに、仕方なく保有株の一部を売却して生活費に充てるという事が何度かあり、私は短期で利益が得られる短期売買へと大転換する事に決めました。

短期売買へ大転換した事は、間違っていなかったと思いますが、いきなり日経先物を手掛けたのは大失敗でした。先物では、レバレッジを利用する事になりますので『損切り』が必要になってきますが、私はバリュー投資で、ほとんど損切りをしなかった事が災いしました。

先物のスタートは順調でした。『ラージ1~10枚を分割で売買する』というルールだけを守り、損切りする事もなく、資産も順調に増えていきました。そして、順調な状態が4カ月も続いた5月に入ってから事件は起こります。

GW明けに、日経平均株価が11000円まで上昇したのを見て私は強気になり、ラージ10枚を一気に投入する勝負に出ました。そして、その直後に『ギリシャショック』が発生して、株価は急落を始めます。

私は「分割で売買する」と自らが設定したルールを破った事によって、完全に自分を見失ってしまいました。自分でも何をしているのか?何がしたいのか?何をすればいいのか?気持ちと頭の整理が付かないまま売買を続けてしまいました。

本来、記憶力は良い方なのですが、この後の事はよく憶えていません。ラージ10枚まで、というルールも破ってラージ20枚まで買い増ししたり、下がってから慌てて売りのヘッジを入れたり、とにかく無茶苦茶な売買をしてしまい、全て清算したのは、ほぼ底値圏の9000円近くの時だったと思います。

この年(1月~4月まで)の利益はもちろんの事、過去最高益になった2009年の利益も全て吹き飛ばしてしまいました。それからは、自分で自分を責める日々が始まりました。

せっかくリーマンショックを乗り切ったのに!せっかくコツコツ貯めてきたのに!なぜ勝負に出た!順調なのに勝負する必要があったのか!なぜルールを破った!油断していたのか!過信していたのか!といった感じです。

この苦しみから逃れるには、死んだ方が楽なのではないか?などとも考えました。そんな悪夢にうなされる日々の中、『どんな苦しみも、時が解決してくれる』という言葉を思い出し、まだ軍資金もある!もう一度やってみよう!と気持ちを切り替え、6月から今度はデイトレで勝負する事に決めました。

デイトレは、「ラージ10枚で、1日10円~50円抜き」を目標にやりました。この時は、緊張で右手が汗で濡れるので、いつも近くにタオルを置いてトレードをしていました。

毎日プラスにする事はできませんでしたが、トータルで6月・7月ともプラスになり、少しは取り戻す事ができましたが、日々の緊張から精神的にボロボロになり、これでは体が持たない!と判断して、7月一杯で日経先物は終わりにする事に決めました。

翌月の8月は1ヶ月休み、9月から現物取引で短期売買を始める事にしました。続きは、私の相場履歴書⑤短期売買時代(2010年9月~現在)に書きたいと思います。

おはようございます!河内の風来坊です

相場履歴書シリーズの3回目は、バリュー投資時代(2005年5月~2009年12月)です。

下積み時代を経て、この年の3月に発売された会社四季報でバリュー株をいくつかピックアップし、その中で1番自信のあったステップ(9795)で、再スタートを切りました。株価が下がった時に買い、利益が出たら売却、また下がったら買い、利益が出たら売却を繰り返しました。

ちなみに、この時には既に仕事は辞めていました。以前、株価が気になって気になって仕事が手につかなかった経験がありましたので、とにかく株に専念してみよう!それでダメだったら、また働こう!と決めていました。

再スタートという事もあり、資金も売買も慎重にやりました。この年の8月には、小泉総理の郵政解散があり、9月~12月まで株価はグングン上昇しましたので、もっと大胆にやれば良かったのかもわかりませんが、確実に利益を積み重ねる事ができましたので、バリュー投資に対して自信を持ちました。

翌年の2006年からは、全資金をバリュー株に、そしてステップだけではなく、他の銘柄にも購入していく事に決めましたが、郵政解散をきっかけに株価が大きく上昇したので、割安な銘柄が非常に少なくなっていました。この時、日経平均PERは20倍を超え、PBRは2倍を超えていました。

当時は割安な銘柄が少なく探すのに苦労しましたが、現在は逆で割安な銘柄がゴロゴロしているので絞り込むに苦労します。それだけ当時と現在では、市場全体の割安度は違うと感じています。

話を戻しまして、それでもなんとか割安株を見つけ出し、下がった時に買い、利益が出たら売却する事を繰り返しました。2000年の秋に株を始めた頃は、株価が下がるのが怖ったですが、この時は全く逆で、株価が下落すればするほど割安度が増すので、嬉しかった記憶があります。

保有しているバリュー株は、全て短期で利益になったわけではなく、中には1年以上保有した銘柄もあります。又、利益は出ているけど、まだまだ割安だと判断した銘柄は保有を続けるなど、銘柄によって保有期間は様々でした。

有名なバリュー投資家のサイトを見ると、意外にも2006年・2007年は苦戦している投資家が多くて、その中で自分は順調に利益を積み重ねる事が出来ていたので大きな自信になりました。苦戦している投資家に共通した事は、成長バリュー株を手掛けていた人が多かったです。

2008年に入ると、2007年に比べて株価は下がってはいるけど、指標的に割高な銘柄が増えてきたので、更に銘柄を絞り込む必要がありました。私は、リーマンショックが起きる数カ月前から、その当時1番自信があったハードオフコーポレーション(2674)に集中投資しました。

その後、リーマンショックが起き、人気株などは軒並み大暴落の中、ハードオフコーポレーションは、日経平均株価の半分ぐらいの下落で済みました。感覚的には『資産バリュー』という名の防空壕に入っている様な感覚でした。

歴史的に残る大暴落を無傷で乗り切った事で、私は資産バリュー投資に対して更に自信を深め、翌年の2009年はリーマンショックの反動もあり、相場人生の中で(現時点では)1番稼ぐ事が出来ました。

私は、すっかり天狗になってしまい、翌年に大損する事になります。続きは、相場履歴書④の日経先物時代(2010年1月~2010年7月)に書きたいと思います。最後に、当時私が1度でも保有した事がある銘柄の証券コードを載せておきます。

1788・2674・3597・3892・3948・4333・4341
4625・4720・4750・4783・5983・5990・6276
6289・6338・6919・7472・7480・7705・8117
8144・9795・9932・9986

大学受験の合格発表みたいですね(笑)

こんにちは!河内の風来坊です

株には、大型株(発行済み株式数が2億株以上)と、中型株(6000万株以上2億株未満)と、小型株(6000万株未満)の3つがありますが、小型株が1番リターンが良いです。これを『小型株効果』と言います。

低PER銘柄と低PBR銘柄では、低PBR銘柄の方がリターンは良いです。
バリュー株でポートフォリオを組む時は、低PBRの小型株を、数多く揃えた方が良いと思います。

今月中に『私の相場履歴書③バリュー投資時代』を投稿して、その中で過去に私が1度でも保有した事のある銘柄を全て載せてみたいと思っています。

現在では、割安が是正されて割高になっているのも多くありますが、参考にして頂ければなと思います。自慢ではありませんが、損切りした記憶がほとんどなくて、ほぼ全て利益になったと思います。

資産バリュー株は、過去の利益の蓄積(資産)に対して投資を行いますので、『縦の比較』だけで十分だと思います。縦の比較とは、その銘柄だけを見て割安か割高かを見れば十分だという意味です。

収益バリューや成長バリューの場合は、今後も安定して利益を稼いだり、これからも成長していかなければなりませんので、『縦の比較』に加えて『横の比較』も必要だと思います。横の比較とは、同業他社(ライバル企業)の状態も把握しておくという意味です。

日本一の個人投資家と呼ばれている竹田和平さんという投資家がいます。和平さんは、会社四季報のみで銘柄選びをしていると言われています。和平さん曰く「四季報が間違えれば私も間違える。その覚悟さえあればいい」と。

和平さんは、一時100社以上の株を保有していましたので『分散投資型』です。一方、バリュー投資でおなじみのウオーレン・バフェット氏は、より割安な銘柄に集中して投資した『集中投資型』です。どちらも、長所もあれば短所もありますので、一概にどちらが良いかはわかりません。

集中投資型のスタイルでいくのなら、投資銘柄を絞りますので、財務諸表(賃借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)の入門書を買って、財務諸表も読める様になった方がいいと思います。私は集中投資型ですが、財務諸表の勉強はしませんでした

理由は、財務諸表を見なくても、うまく利益になっていたからです。これは、たまたま運が良かっただけで、本当は読める様になった方が良いと思います。分散投資型の人でしたら、例え1つか2つの銘柄がダメでも、他でカバーできると思いますので、そこまで詳しくなくても大丈夫かと思います。

バリュー投資で大事な事は、

①銘柄選定

②複数の銘柄に分散する

③購入するタイミング

この3つだと私は思います。複数の銘柄に分散する時は、同じ業種の銘柄を複数保有するのではなく、できれば違う業種に分散した方が良いと思います。

購入するタイミングは、金融ショックなどが起きて、株価が大きく下がった時に購入するのが1番だと思います。

ただ、金融ショックは、そう度々起きるものではありませんので、日経平均PBRが1倍前後であれば、購入しても大丈夫だと私は思います。ちなみに、リーマンショック後の最安値は、PBR0.81倍です。

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